道内の通年営業のキャンプ場が思った以上にあった件(2022年版)

道内の通年営業のキャンプ場が思った以上にあった件(2022年版)

みなさん!どうも!もうすぐ冬キャンプシーズン到来!2022-23シーズンに行くキャンプ場は決まりましたか?ズボラのくせになかちゃんは毎年2月に『極寒チャレンジツアー』っていうのを仲間内で開催しておりまして、その時をメインに冬キャンプを楽しんでおります。そこで2022ー23の冬期営業のキャンプ場を調べていたら、通年営業のキャンプ場が思った以上にあったことについて報告します!

■冬キャンプについて

いつ頃からなのでしょう?冬キャンが定番になったのは?

ソロキャンも「楽しい?」「友達いないの?」「何するの?」って心配されましたが、冬キャンも「寒いよね?」「寝れるの?」「死なないの?」「一酸化炭素中毒は大丈夫?」なんて、こっちは本気で生死を心配されます。

まぁ、氷点下になっても雪が降らない地域なら冬にキャンプしてもいいでしょうけど、わざわざ雪の中でキャンプしなくてもねぇってなかちゃんも思います。

でもね、年間を通してキャンプする人って、ちょっとおかしな人がするんですよ。たぶん。自分を含めて。だって、北海道でキャンプっていったら数年前までは、夏休みに1〜2回するのがキャンプだったんですから。これが正しい認識。

でも、いつの間にか北海道でも冬キャンが定着してしまったんですよね〜。

なかちゃんも『冬キャン』に憧れていたクチです。しかしながら、自分のスタイルでは絶対に冬キャンは無理っていうことで冬は車中泊です。

「なかちゃんはいつも車中泊だろ!」っていう声が聞こえてきそうですが・・・

■キャンプブームのお陰で通年営業が増えた!

2020年の冬期営業は、札幌市内だと定山渓自然の村くらいしかなかったんですよねぇ。道内でも数ヵ所くらいしかなかったんですけど、キャンプブームの到来とともにキャンプ場も増え、冬期営業の数も増え「どこに行こうか悩める」ほどになりましたねぇ。

折角なので2020年版の北海道キャンピングガイドで調べてみました!

ここでは、準備期間として1ヶ月程度の休業期間があるキャンプ場も通年営業とカウントすることにします。

【2020年通年営業のキャンプ場】 ※は1ヶ月程度の準備休業期間等あり

真狩 焚き火キャンプ場(真狩村)※

ニセコ サヒナキャンプ場(蘭越町)

道営野塚野営場(積丹町)

札幌市定山渓自然の村(札幌市)

オートリゾート苫小牧Arten(苫小牧市)

ファミリーパーク追分 オートキャンプ場(安平町)

エルム高原家族旅行村(赤平市)

白銀荘前キャンプ場(上富良野町)

様似ダムキャンプ場(様似町)

まあぶオートキャンプ場(深川市)※

アサヒの丘キャンプ場(東川町)

スノーピーク 十勝ポロシリキャンプフィールド(帯広市)

隠れ家的オートキャンプ場 遊び小屋コニファー(清水町)

あら、数ヵ所っていうのは嘘っぱちでしたねw

道内に13ヶ所の通年営業のキャンプ場がありました。札幌市内で見てみると、ご存知の通り定山渓自然の村だけ。気軽に「冬キャンプ行くわ!」って行けるのは、苫小牧のアルテンくらいでしょうね。

■2022年通年営業のキャンプ場

さあ、22ー23ウィンターキャンプシーズンですが、調べてみましたよ!

え・・・

マジ???

まずは、一覧をご覧下さい!

【2022年通年営業のキャンプ場】

■空知

湯の元温泉野営場(三笠市/新規)

エルム高原家族旅行村(赤平市)

滝川キャンプサイト(滝川市/新規)

まあぶオートキャンプ場(深川市)※

■石狩

札幌手稲キャンプリゾート ホリッパ(札幌市/新規)

とれた小屋ふじい農場キャンプ場(札幌市/新規)※

ワンダーランドサッポロ(札幌市/新規)

八剣山ワイナリー 焚き火キャンプ場(札幌市/新規)※

晴好雨喜 ーSEICOUKIー(札幌市/新規)

札幌市定山渓自然の村(札幌市)

藍鱗(札幌市/新規)

札幌キャンプ場アオヤマ園(札幌市/新規)※

メイプルキャンプ場・RVパーク(恵庭市/新規)※

キャンパーズエリア恵庭【TCS Village】(恵庭市/新規)

千歳 翼の杜オートキャンプ場(千歳市/新規)

フォーエバーキャンピングパラダイス(千歳市/新規)

北海道ふくろう乃湯リゾート(当別町/新規)

■後志

真狩 焚き火キャンプ場(真狩村)※

ニセコ サヒナキャンプ場(蘭越町)

冒険家族(倶知安町/新規)

道営野塚野営場(積丹町)

余市ヴィンヤードグランピング(余市町/新規)

余市アウトドアパーク・ノボリ(余市町/新規)

■胆振

月の光キャンプ場(洞爺湖町/新規)

白老キャンプフィールド ASOBUBA(白老町/新規)

ブウベツの森キャンプ場(白老町/新規)

オートリゾート苫小牧Arten(苫小牧市)

ファミリーパーク追分 オートキャンプ場(安平町)

■日高

様似ダムキャンプ場(様似町)

■渡島

BEYOND VILLAGE(七飯町/新規)

■上川

アサヒの丘キャンプ場(東川町)

■十勝

スノーピーク 十勝ポロシリキャンプフィールド(帯広市)

隠れ家的オートキャンプ場 遊び小屋コニファー(清水町)

めむろ新嵐山 スカイパークキャンプ場(芽室町/新規)

レイク・イン キャンプ場(新得町/新規)

■釧路

鶴の里CAMP FIELD(鶴居村/新規)

オートキャンプ&レストラン摩周の森(弟子屈町/新規)

ドッグランぽっくる(弟子屈町/新規)

■根室

ウシ空のキャンプ場(中標津町/新規)

むそう村(中標津町/新規)

【注意】

新規の意味合いは、2020年に通年営業しておらず、22年に通年営業を実施していることを指します。21年から営業していても「新規」という扱いになります。ご了承ください。

結構ありましたね・・・

なんと40ヶ所!!うち、新規が27ヶ所!!!ほとんどが新規やないかい!!

恐るべし、キャンプブーム!

まあ、冬にキャンプできる場所が増えて、北海道経済が潤ったらいいことづくめじゃないかい!!

それにしても、キャンピングガイドから通年営業のキャンプ場を調べて一覧にする作業、記者時代は「箇所付け」って言ったけど、久しぶりにこの作業したら、意外に楽しかったわ。おいらが入社した頃って、まだ手書き原稿だし、Windowsも98とかだしね。すぐ固まって大変だったな。

あ、これはまた別の話w

■通年営業の傾向

通年営業のキャンプ場を管内別に見てみるとー

□空知管内/4ヶ所(うち新規2ヶ所)

□石狩管内/13ヶ所(同12ヶ所)

□後志管内/6ヶ所(同3ヶ所)

□胆振管内/5ヶ所(同4ヶ所)

□日高管内/1ヶ所(なし)

□渡島管内/1ヶ所(うち新規1ヶ所)

□檜山管内/ゼロ

□上川管内/1ヶ所(なし)

□留萌管内/ゼロ

□宗谷管内/ゼロ

□オホーツク管内/ゼロ

□十勝管内/4ヶ所(うち新規2ヶ所)

□釧路管内/3ヶ所(同3ヶ所)

□根室管内/2ヶ所(同2ヶ所)

詳細をエリア別に見ていこう。

【空知管内】2ヶ所から4ヶ所に倍増。南空知の三笠にもできたことで空知全域で冬キャンプを楽しめる。三笠の湯の元温泉野営場は温泉旅館の敷地内にあるので、温泉に入ってから寝れるのもポイント!

【石狩管内】定山渓自然の村の1ヶ所だけだったのが、13ヶ所に爆増。特に札幌市内は8ヶ所となった。恵庭・千歳・当別にもあるが、札幌市内だけでも充分な数となった。キャンプブームが落ち着いた時に、どうなっていくのかが課題と言えそう。

【後志管内】倍増の6ヶ所に。余市町に2ヶ所増えている。余市は夏はフルーツ・海鮮で人気の街で、冬観光の乏しい余市町にはありがたいスポットになりそう。高速道路が開通して札幌からの集客が見込めるというのも利点。

豪雪地帯の真狩・蘭越に続いて、倶知安にニセコ近郊3ヶ所目が新設。スキーやスノーボードをして、夜はキャンプという豪華リレーも楽しめる。ただ、除雪は覚悟が必要。

【胆振管内】アルテン(苫小牧)のみだったのが、5ヶ所に増加。雪が少ない胆振管内は冬期も営業しやすいうえ、高速道路があるのも利点。今度の動向に注目。

【日高管内】変わらず1ヶ所のみ。魅力的なキャンプ場が多いうえ、雪も少ないので通年営業も可能では?公営のキャンプ場が多いためか?

【渡島管内】初の通年営業のBEYOND VILLAGE(七飯町)が誕生。道南は雪も少ないし、通年営業には適してそうですが1ヶ所のみ。今後、増えていくのか?楽しみなところ。

【上川管内】増減なしの1ヶ所。アサヒの丘のみ。上川は旭川をはじめキャンプ場が多くあるにも関わらず、現状維持に留まった。豪雪地帯であるためか、ウィンタースポーツが盛んだからか?ただ、冬期に営業しているところもある。下記にて紹介。

【十勝管内】道外からも沢山のキャンパーが訪れるマニアックな冬キャンプの老舗コニファー、天下のスノーピークが運営するポロシリに加え、4ヶ所に倍増。このうちレイク・イン キャンプ場(新得町)は、ホテルの駐車場をリニューアルしてオープンしたキャンプ場。温泉に入れるうえ、電源も整備されているので冬も快適。

【釧路管内】3ヶ所の新設。鶴の里はパークゴルフ場を再整備。鶴の里ゆえ、ホンモノが飛来することもあるそう。釧路は観光地も多く、冬も雪が少ないうえ高速道路網も整備されているので訪問しやすい。3ヶ所もあると釧路管内の冬キャンプも十分視野に入るし、地元キャンパーにも歓迎されているだろう。

【根室管内】中標津町に2ヶ所開設となった。うち、ウシの空キャンプ場は、開陽台展望台が改称して通年営業に。330度見渡せる展望が魅力。バイクのみサイトの近くまで入れるが、車は基本入れない。実質、バイクのみが対象となりそうだが、冬にバイクで中標津までキャンプをしにくる人がいるのだろうか?

このほか檜山・留萌・宗谷・オホーツク管内はゼロという結果になっている。

傾向としては雪の少ないところの方が多いかと思いきや豪雪地域のオープンもあるのが面白いところ。オホーツク管内は流氷観光船があるし、紋別のガリンコ号乗り場の近くにも立派なキャンプ場があるので「冬の観光とキャンプやればいいのに・・・」と思っていたら、ちゃんとガリンコ号の運営会社がゲルキャンもんべつというゲルに泊まれるキャンプ場をオープンしていました!これは面白そうです!

■札幌市内の通年営業が爆増!!

今回の調査で一番の驚きは『札幌市内で通年営業が爆増したこと!』ではないでしょうか。

これまで札幌市内でキャンプといえば定山渓自然の村だけだったのに。自然の村といえば、夏は駐車場から10分ほど歩いて荷物を搬入するというズボラには中々ハードルの高いキャンプ場。

しかしながら冬は、ある程度近くまで乗り入れできるらしいっていうのとゲルみたいなテントハウスを借りたら、中にストーブがあるのでぬくぬくの冬キャンが楽しめる素敵なスポットでもあるのだが。

上記以外に選択肢が爆増したのは、キャンパーにとって嬉しい悲鳴。なかちゃんお気に入りのアオヤマ園も冬期営業するので、タイミング合えば年越しキャンプとかしたいなぁって思っています。

■追加情報もお知らせしよう!

読者さんやキャンプ場オーナーさんから、「ここもやってるよ!」「うちも冬期間営業してるよ!」っていうお話があるかもしれませんので、冬期に営業しているキャンプ場も紹介しましょう!

【冬期営業情報】

焚き火キャンプ場 士別ぺコラ(士別市)

2020年オープン。冬期は12月中旬から3月中旬まで。バンガロー類も充実。高速道路ICや市街地も近い。

とうまスポーツランドキャンプ場(当麻町)

1月中旬から3月上旬まで営業。テント泊のみでバンガロー類は休止している。隣にあるNANGAではシュラフのレンタルもしている(要予約)ので、気になるシュラフを試せる絶好のチャンス!

朱鞠内湖畔キャンプ場(幌加内町)

冬期は1月下旬まで。豪雪で有名な幌加内町。ワカサギ釣りも楽しめる。マジで豪雪なので本当にテント泊できるの?って個人的に思っている。

層雲峡オートキャンプ場(上川町)

12月上旬から3月中旬までの金〜日まで営業。去年、予約したのにコロナの影響で閉鎖になった経験あり。リベンジしたいところ。

RE CAMP摩周(桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場)(弟子屈町)

1月上旬まで。弟子屈町市街地に近く便利。

【営業期間短縮】

白銀荘前キャンプ場(上富良野町)

以前は通年営業でしたが営業期間が短縮となり、10月中旬までとなっている。冬はバックカントリースキーのお客さんが多い様子。温泉は最高!

■まとめ

以上、北海道の通年営業しているキャンプ場についてまとめてみました。

冬キャンは、なんだかんだハードルが高いです。焚き火だけじゃ寒いので、やっぱりストーブ類はあった方がいいし、薪ストーブを中に入れたりする場合は見合ったテントを新調しないとなりません。それなりに予算が必要となります。

さらに薪ストーブや石油ストーブを使用する際は、一酸化炭素中毒に気をつけないと本当に死んじゃいます。寒いからっていつも以上にお酒を飲んで凍死っていう可能性も。

 

冬キャンができる環境は増えましたけど、冬キャンに一定のリスクがあることは理解し、適切な対応ができる環境を整えて、いざという時は勇気ある撤退する心構えが不可欠です。

でも、どうしても冬キャンに挑戦したいという時は、まずバンガロー泊や電源サイトでの車中泊からスタートすることをオススメします。

バンガロー泊でも、夕食は外で調理して焚き火したら「冬キャンしてるぜ!」感は充分にあります。寝る時は家と同様なので朝まで快適です。もちろん、起きる時も。

電源サイトでの車中泊だと電気毛布が使えるし、車内でIHで料理もできますよ!これなら初心者も安心です。

ま、上級者は熱源なし、テントなし、ハンモック泊、寝袋オンリーなんていう所謂『変態キャンプ」を楽しむのもアリですね!

以上、北海道の通年キャンプ場情報でした!

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