北海道・当麻町のNANGAショップに行って来たら、シュラフを買ってたの巻!

北海道・当麻町のNANGAショップに行って来たら、シュラフを買ってたの巻!

みなさん!どうも!「車中泊おじさん」なかちゃんです!おいらをご存知の方は「ハイエースで羽毛布団で寝るから、ナンガのシュラフなんていらないでしょ?」って言うかもしれません。そうですよ!その通りですよ!でも、なかちゃんも一応キャンパーの端くれとして、ダウンシュラフに憧れはあるんですよ。そこで「北海道・当麻町に昨年10月にオープンしたNANGAショップにお邪魔してきた」って話です!!

■そもそもNANGAって?

地味にNANGAって、外国のメーカーだと思ってませんでした?ちなみにISUKAも外国メーカーだと思っていませんでしたか?

なかちゃんは思っていました。

でも、国産メーカーだったんですね!

NANGAは滋賀県、ISUKAは大阪府。そういえば、mont-bellも大阪でしたね。

Made in Japan! 最高です!

滋賀県・・・

大変申し訳ないんだけれども、道民にとって「滋賀県って琵琶湖のとこ?」くらいの認識しかない地域。地図で見ると、「あ〜、京都・大阪の近くなのね。車で行くなら舞鶴までフェリーだな!」ってなるくらいの知識・・・。

滋賀県民の皆様!申し訳ございませんでした!!

今後、北海道のキャンパー達は、この度当麻町に出店していただいたので「滋賀県は、NANGA、琵琶湖、彦根城」と覚えておくようにいたします。

■NANGAについて調べてみた!

さ、滋賀県について無知なところを開示したところで、そもそも「NANGA」ってどんな意味なんだろう?

調べてみました。調べていくと、同社自体の成り立ちが興味深かったので、まず歴史について学びましょう。

【概略】

・1941年(昭和16年)横田縫製創業/布団を生産

・1950年(昭和25年)国内大手布団メーカーから縫製加工下請けを開始

・1988年(昭和63年)国内大手アウトドアメーカーから寝袋製造依頼を受ける

・1990年(平成2年)有限会社コスモス設立/寝袋製造比率を変更

・1995年(平成7年)株式会社ナンガに社名変更

・1996年(平成8年)国内アウトドアショップからOEM製造依頼。PBブランドとして寝袋製造開始

・2003年(平成15年)オーロラダウンジャケット発売開始

以上が主な歴史となります。

布団メーカーさんだったんですね。ショップからの製造委託をきっかけに、平成に入るとアウトドアメーカーに変化します。そして、2003年にはダウンジャケットを発売し、アパレル業界にも進出することに。

そして2021年、新しい布団レーベル「GOOD SLEEPING」を立ち上げ、NANGAにしか作れない布団を発売。原点回帰を果たします。布団メーカーとして創業して80年。感慨深いですねぇ。

個人的には布団、超欲しいです。家でもキャンプでもNANGA!最高です!

さて、当初の目的であった「NANGAの意味」について見てみましょう。

HPによると「ヒマラヤ山脈になるナンガ・パルバットに由来する」とあります。標高8,126mで世界で9番目に高い山で、ウルデゥー語で「裸の山」という意味で周辺に高い山がないことに由来するそうです。

多くの遭難者を出した「魔の山」「人喰い山」と呼ばれ、登頂困難な山としても有名。創業者の横田氏が「困難な山こそ山頂を目指そう!」という願いを込めて命名したそうです。

そうそう!アウトドアショップが、NANGAとコラボしたオリジナルシュラフを発売していますね。北海道で言うと、秀岳荘が「NANGA秀岳荘モデル」として販売。他にも色々なショップやブランドとコラボしたシュラフが提供されています。

「なんでだろ?」って思ってたんですけど、1988年(昭和63年)国内大手アウトドアメーカーから寝袋製造依頼を受けたことから、シュラフ製造が始まっている歴史を考えると納得できますね!

もしかしたら、中身はNANGAっていうシュラフが他にもあるのかもしれませんねぇ。

■国内シュラフ3大メーカー!!

寝袋の国内3大メーカーと言えば、「NANGA」「ISUKA」「mont-bell」が挙げられるのではないでしょうか。ロゴスやスノーピークも寝袋を販売していますが、種類で見ると前の3社が圧倒してますからね。個人的見解なので「いやいや、ウチの方が!!」っていう企業様がおられましたらご連絡お願いします!!勉強して記事にさせていただきますw

 

最近では、ワークマンが本格的にキャンプギア界隈に進出してきてますね!シュラフも100%ダウンではないですが、ダウンと化繊のいいとこ取りのシュラフで、さらにお安いシュラフを販売しています!!

当然ながら、アパレル関係も作業着で培った安くて頑丈な仕様で素晴らしいアイテムを提供してくれています。快進撃の理由が見えてきますね!

アウトドアブランドものんびりしていられません!

さらに、外国に目を向ければ、ど定番のコールマンや中国のネイチャーハイクなどなど数多くのブランドが犇きあっています。

これからもシュラフの覇権争いに目が離せませんね!

■NANGAが当麻町に出店したワケ

さて、なんで当麻町にNANGAが店舗を出したのでしょう?何もないのに・・・。(当麻町のみなさん、ごめんなさい)

そこで調べてみると、色々わかってきました!

NANGAは2015年に初の直営店「NANGA SHOP TOKYO」をオープン。2019年には「NANGA SHOP OSAKA」をFCでオープンしています。アウトドアショップに卸すだけでなく、自社店舗を構えることで、『NANGAのブランド力を消費者により正確に伝えよう!』としているのです。

そんな中、北海道のアパレルショップ「ムーンロイド」は、2013年からNANGAの別注ブランド「ナンガ ホワイトレーベル」と銘打ったダウンジャケットを販売しています。2017年からは店舗を旭川から当麻町に移したことで、道外からのお客さんも増えたそう。

そう!このNANGA SHOP TOHMAは、ムーンロイドが「NANGA初となるアウトドアフィールド隣接型ショップ」として、フランチャイズで運営する店舗なのだ!!

何か、長ったらしいアウトドア隣接型という名称は、店舗の隣がキャンプ場があるためなのだ!

■立地は最高!!

上記の「アウトドア隣接型」は、もうそのまんま。とうまスポーツランドのキャンプ場に隣接しているから。

極寒の2月にお邪魔した時も、何組かキャンパーが泊まっていました。ま、我々のグループは車中泊予定だったので、「冬なのにすごいねw」とか思いましたもん。

さて、このとうまスポーツランドですが、まさに当麻のスポーツ・アウトドアの拠点とも言える施設・設備を誇ります。

キャンプ場を始め、子どもたちが大喜びのアスレチックから、お年寄りに人気のパークゴルフ、そしてテニスに野球場などあらゆる施設が大集合しているのです。

こんな環境の中にNANGAがあるなんて、「最高!」以外に当てはまる言葉はないんでないかい??

■レンタルもやってるぞ!!

良いシュラフって、やっぱり素敵なお値段がします。宇宙に行っちゃうお金配りおじさんくらいになれば、値段なんてあってないようなものですからいいんですけど、一般庶民にとっては価格が判断材料の大半を占めることになります。

「折角買ったのに合わなかった・・・」とか、「思っていたほど暖かくなかった・・・」などというミスマッチを防ぐために、NANGA当麻店ではレンタルも実施しているのです!!

実際に寝てみることで、シュラフの判断基準ができてくるでしょう。

お隣にはキャンプ場があるので、お試しで借りてすぐにその性能を体感できるのです!レンタルは数に限りがあるので、事前に連絡するようにしましょう!あと、マットなども借りれるそうなので、相談してみて!

また、「レンタルするほどの時間はないけど、極寒の中でシュラフを試したい!」という方には、冬はお店の前にコットが設置されているので、そこでシュラフに入ってNANGAの性能を感じることができます!

■気づいたら買ってたのはオーロラ750!!

当麻店には沢山のシュラフがあって、2月に訪問した時は極寒シーズンということもあり、本当に多くのシュラフが吊り下げられて(正確には展示)いました。

中の様子を見てみたい方は、アウトドアブログ「なかチャンネル」のYouTubeをご覧くださると喜びます!!

「どこで寝るの?」っていう氷点下30℃まで耐えられるシュラフから、夏用のシュラフまでラインナップはさまざまです。

そんな中、今回購入したのが「AURORA 750」です。

「え?なかちゃん、キャンプとかいうけど車中泊でしょ?羽毛布団でしょ?シュラフいらないでしょ?」っていう人もいるかもしれません。

まぁ、間違いではありません。ハイエースを買ってからというもの、すっかりテント設営をしなくなりました。テントを設営・撤収をする時間がないので、時間と気分にゆとりができます。さらに車内にはベッドキットがあるので、いつでもどこでも快眠できる仕様になっています。

 

(でも、2022年はテントを3回張ることを目標にしていますw)

そんな環境の中で、快適度が落ちるテントで寝る強者がいるでしょうか。もちろん、キャンプに行く人たちは、わざわざわ劣悪な睡眠環境の中に身を投じる人々なのでね・・・

それで、ベッドキットに羽毛布団、そして厳冬期は毛布数枚で車中泊をしてきたんですが、何年もそのスタイルで車中泊をしていると「羽毛布団、邪魔だなぁ・・・」って思うことも少なくなくなってきたのです。

冬のキャンプツアーに出かけるとベッドキット上は、寝具に着替え等の入ったバッグ、お土産などでぐっちゃぐちゃ(T . T)

そこで、当麻店のシュラフを見て、「やっぱり車中泊でもシュラフの方がいいんじゃね?」って思うようになったのです!

■シュラフのクリーニングもしてくれるぞ!!

シュラフって、使用頻度にもよりますが、汚れてくるとモフモフにならなくなったり、保温性能が落ちてきたります。そんな時は、素直にお洗濯です。

ダウン用の洗剤も販売されているので自分ですることも可能ですが、汚れがしっかりと落ちなかったり、中のダウンが偏ってしまったりすることも。

お高いシュラフなので、自分でするよりクリーニング屋さんにお願いする方が安心しますが、ダウンのクリーニングってそれなりのお値段がします。某社の超軽いダウンジャケットをクリーニングしようと思ってんですが、「ちょっと出せば新しいの買えるじゃん」ってくらいのお値段でした・・・

最近は街のクリーニング屋さんでも、テントのクリーニングをしてくれるところも増えてきました。しかし、シュラフをお願いするのは若干の不安もつきもの。なにせ、お気に入りのダウンシュラフですから。

そこで、そんな心配を解消してくれるのが、「ナンガ・クリーニングサービス」だ!

(勝手に命名したw)。

ナンガに持ち込んでクリーニングを依頼。そしてあとは、取りに行けばOK!お隣のキャンプ場でキャンプした後にクリーニングをお願いして、そしてまたキャンプするときに引き取って、そのシュラフでキャンプすればいいのだ!!

メンテナンスをしっかりすれば、一生モノのダウンシュラフなのでケチらないで、メーカーさんにお願いしよう!

■あれ?もしかしてオーロラってカタログ落ち?

3月になって、新しいカタログが出ましたね!カタログを見てて思ったのは、「あれ?オーロラって載ってないよね?」

「オーロラが廃盤になる」っていう情報を聞いていたからこそ、買ったんだけれども。

ま、若干の寂しさを感じる部分ではあるけれども、ラストのオーロラを買えたっていうのは、良かったと思っています。オーロラライトと違ってオーロラちょっとしっかりした生地の素材感が好きなのでね。

オーロラを狙っている人は、すぐ買った方がいいですぞ!在庫がなくなったら、もう終了ですからね!

■オススメのシュラフは?

これはね、正直、人によってキャンプスタイルが違うので「コレ!」って言うことはできないけれども、とりあえず春から晩秋まで使えそうな3シーズン用のシュラフを買えば、かなり使えると思います。

※夏は最悪、シュラフはなくても大丈夫なのでここでは割愛

でも、3シーズンだといくらダウンシュラフとはいえ、「そこそこ」の大きさになりますバイクツーリングの人や徒歩キャンパーは、やはり季節にあったシュラフを購入した方がいいでしょう。その際、寒さに不安がある季節や冷え性の人は、重ね着で対応します。

最近は冬キャンも「普通」になってきたから、「冬の極寒用シュラフも欲しい!」って言う人が増えてきているのかもしれません。実際、持っていたらかなり自慢できますしね。

でも、正直なところ極寒用シュラフは、当然のようにマイナス20〜30度に対応しているため、ダウンの量もお値段も半端じゃありません。北海道の陸別町で暖房機器を使わず、テント内でシュラフで寝るって言うんじゃなければ、登山家がエベレストで使うようなシュラフはいらないんじゃないかな?って個人的には思っています。年に数回のために二桁万円近くの出費をするなら、シュラフを2個買った方が利便性が高いです。

夏と秋のシュラフを買って、真冬はシュラフを二重にしたり、発熱系インナーや薄手ダウンを着ましょう。それでも心配なら、シュラフの上にブランケットを掛けて調整してください。その方が、シュラフを活かすことができるのではないでしょうか?

■車中泊やキャンピングカーの人は?

車中泊やキャンピングカーも千差万別なので、一概には言えないかもしれません。FFヒーター装備のクルマで寝る人、ポータブル電源で電気毛布を使う人、カイロ貼って着込んでシュラフで頑張る人などそれぞれですからね。

個人的には、NANGAの封筒型シュラフがいいかなって思っています。

その理由として、1点目「収納に困らない点」、そして2点目「拡張性が高い点」が挙げられるでしょう。

なかちゃんは、厳冬期の車中泊では毛布に羽毛布団で寝ています。快適ですがやっぱり羽毛布団が嵩張ります。ハイエースのベッドキットは羽毛布団と毛布で埋まっています。常に寝室状態なのです。ハイエースだから大きな問題はありませんが、軽バンや軽キャンカーなど小さなクルマでは「収納に困る」のです。しかし、ここでシュラフにすることで寝室が居間にしたり、作業部屋にすることもできるのです。

封筒型のメリットとして、寒い時は中に毛布を入れたり、上からかけたりすることで拡張性が高めることができます。もちろんマミー型でもできますが、封筒型はマミー型と比べてゆとりがあるので、キャンプ初心者や車中泊を始めようとする方にピッタリです。

2人用の封筒型もあるので、カップルやご夫婦で寝るとより温かく寝ることができます。もちろん、独りで寝たほうがゆったりだし、拡張性を高められるのでオススメです。

ただ、しか〜し、ダウンシュラフを舐めてはいけません!!

ヤツらは、収納されていると小さくまとまっていますが、一度袋から出すと、あれよあれよという間に膨らんできます!!(※実際はそれなりに時間を必要とします!!)

ダウンに空気をたっぷり含ませると、あらまぁ。かなりの大きさに!!ダウンシュラフも羽毛布団もモフモフになるとかなりの場所を取ることは覚悟した方がいいかもしれません。それが唯一のデメリットかもしれんw

※旅をしているとかなりの確率でこうなります。ズボラは特にw

そうそう!!車中泊の時ってシュラフをその辺に置いておくのってちょっと映えないでしょ?シュラフの袋に入れておくのはちょっとね・・・

そんな時は、ニトリとかにあるクッションカバーに入れるのがオススメ!!

一気にクッションに変化するので、そのままクッションとして使えます。予期せぬ車中泊にも対応できるので、この方法は広く広まってほしい。ま、この方式で販売しているシュラフがあるので、真似っこしただけなんですけどね!

■車中泊の場合は、チャック全開もアリ!!

購入した日、早速、シュラフで寝てみました!!当日は車内でもマイナスになるかならないかという程度。

いい感じですw

これは買ってよかったです。

でも、若干の寝苦しさがあります。シュラフに慣れてないからですw(何年キャンプ的なことをやってんのよ)

そんな時は、チャック全開で掛け布団のようにするのもアリです!!軽いのでちょっと心配になるほどです。

でも、大丈夫。体温で温まってじんわり温まります。2日目はこの状態にして、上にニトリの毛布をかけて寝ました。

熟睡でした。車中泊派でシュラフが欲しい方はこの方法がオススメです!!

■まとめ

今更ながらナンガのシュラフについて、語ってみました。

車中泊キャンプはずっとお布団だったんですけど、シュラフもいいですね。ただ、継続してシュラフで寝ないとシュラフの若干の寝苦しさに慣れないので注意が必要ですけどね。

ま、普通のキャンパーさん達には、シュラフの寝苦しさはあんまり関係ないかもしれないけど・・・

以上、当麻町のナンガに行ったらシュラフを買ってた!!って話です。ただ、ここのナンガですけど、当然ながらシュラフ以外のナンガ製品がたくさんあるので、ついつい買っちゃうってこともあるので注意が必要です。

最後にイケメンで知識豊富なオモシロ店長には、一見の価値ありです。旭川周辺ドライブの際は、ぜひナンガに行ってみましょう。楽しいぞ!!

キャンプギアカテゴリの最新記事