後悔しない『冬キャン用のストーブ』について、道産子が語ろうと思う

後悔しない『冬キャン用のストーブ』について、道産子が語ろうと思う

みなさん!どうも!「札幌が暑すぎてもう嫌だ・・・」なんて言ってたのに、9月上旬に社員旅行で東京に行って無事、汗だくになって泣いたなかちゃんです。なんなんすかね?あの暑さ。ま、いいんすけど、札幌に戻った夜は10℃くらい涼しくて「やっぱ、札幌よ!」とか思いましたとさ。さて、10月も下旬!せっかく涼しくなったので、冬キャン用のオススメのストーブについて道民が語ろうと思います!

■外だとやっぱり寒いよね・・・

早いもので10月です。もうすぐ11月・・・。少しずつ紅葉が色づいてきましたね。日が落ちるのも早くなってきましたし。もうすっかり「秋」って感じです。

先日、早速、紅葉を撮ってきました。

みなさん、ご安心ください。アウトドアブログですからね!

実はその日。北海道の峠には雪が降りました・・・。冬ですよ、冬。

SNSには「寒くてストーブつけた」っていう投稿がチラホラ。

冬キャンシーズン到来です!

■冬キャンといえば薪ストーブ??

さあ、冬キャンといえば「ストーブ」!!

寒いからね。当然です。

「ストーブ持っていくなら、静かに家にいればいいのに・・・」って普通の人なら思いますよね。冬にわざわざ出かけて行って、特に北国では雪の中でキャンプするんですからねぇ・・・

ちょっと変わった人たちですよね。

コロナ禍全盛期の冬。ソーシャルディスタンスが叫ばれ、行楽が外で感染リスクの少ないソロキャンプが様々なメディアで取り上げられましたね。キャンプブームの到来です!

しかしながら、今は昔。(まさか、古文をブログで使うとは思いもせずw)

色々と解禁になって、ブームもすっかり落ち着いたので混むことも少なくなったけど、それはそれでちょっと寂しかったり。

この時、冬のキャンプでの熱源についても色々な番組で取り上げられましたね。やっぱり、薪ストーブでした。確かに、一番絵になりますからね。キャンプや別荘には薪ストーブが似合うからね。

うん。カッコいいっすね!

でも、薪ストーブは正直めんどくさい(知らんけど)・・・。そもそも持ってないし・・・。

一泊二日で薪ストーブなんて奇人変人もいいところ(ちょっと褒めて・・・る?)。設営して寝たら撤収みたいなもの。ま、おいらはズボラなんで絶対にしないし、したくないし・・・

さらにテントも薪ストーブに対応してないとなりません。こんな感じに。

結構、大変ですよね。でも、ちゃんとやらないと、テント燃えます!!!煙突って意外?に熱いっすからね。さらに下手すると死んじゃいますからねぇ・・・。

否定はしませんが、何泊かできるような環境であれば、冬の非日常を堪能できると思います。個人的にはお呼ばれしたいです。

ちなみにこのストーブの写真は、ハンモックドットコムのhacceさんにお借りしました!ハッセさんのブログもぜひ!ズボラじゃない人ですから、信用していいですw

■キャンプで使えるストーブは?

それで、キャンプで使うのに「一番いい熱源」ってなんだろう???

そもそも、ストーブって色々あるからね。

それでは、ストーブの種類と特徴を見ていこう!

・薪ストーブ・・・薪などの木材を燃やして暖をとるストーブ。定期的に薪を補充しなければならないほか、煙突を立てたり手間がかかる。下手すると燃える。撤収も面倒。だが、圧倒的にカッコいい。

・電気ヒーター・・・ニクロム線ヒーター、ハロゲンヒーター、カーボンヒーターなどの電気を熱に変えて暖めるヒーターの総称。それぞれ特徴はあるが、基本、電源がないと使えないので電源サイトでしか使えない。燃焼しないので安全そうだが、倒れたりすると紙や布を燃やすには十分な温度なので注意。全体を暖めるには弱いが、狭い空間やスポット的に使うには充分なパワー。

・セラミックファンヒーター・・・セラミックを電気で発熱させて、ファンで風を送り込んであたたかい風で暖める暖房器具。電源を入れたあと温風がすぐに出る速暖性が魅力。部屋全体をあたためるパワーはなく、メイン暖房器具としては不向き。こちらも小さいスペースで使うのがおすすめ。

・オイルヒーター・・・電気の力でオイルをあたため、オイルからの放熱を利用して部屋全体をあたためる暖房器具のことです。火を使用しないので、火災や一酸化中毒といったリスクが低いのも魅力なほか、静音性が高いため一晩中の使用も可能。温風が苦手な方にもおすすめです。

・石油ファンヒーター・・・灯油を燃焼して得た熱を送風ファンによって排出して暖める暖房器具。他の暖房器具に比べ安価で操作が簡単、ランニングコストが安いことが利点。

・石油ストーブ・・・油を気化させて発生した気化ガスを燃焼させ、その燃焼熱を利用して加熱し、暖をとる装置である。電池が必要なもの、必要ないものがあり防災用として備蓄するものあり。

■結局、電源が必要なものが多い・・・

懸命な読者、いや、冬キャン経験者にはお分かりでしょう!

え?結局、電源サイトじゃないとダメじゃん・・・

そりゃ、そうでしょ。外ですもの・・・。

まぁ、電源サイトに自宅で使ってる暖房器具を使うのが一番コスパいいですよね。

寝室で使うオイルヒーターとか、お風呂の脱衣所で使うセラミックヒーターとか・・・。ちょっと古めの家のキッチンだと、電気ヒーターとかかな。

あ、でも思ったのは、「そんなに暖房器具って家にあるもの??」ってこと。

北海道だと、アパートだとFFストーブが居間にあって、家全体を暖める感じ。一軒家だと、セントラルヒーティングで各部屋にラジエーターと呼ばれる放熱器が設置されます。マンションだと温風ヒーターが多いような気がします。

なので、北国系だとそんなにたくさんの暖房器具は家にないような気がしますし・・・。

セントラルヒーティングラダー、セントラルヒーティングタオルウォーマー、プレミアムホワイトフラットヒートタオルラジエーターレール電気クロームカーブタオルレールタイマーおよびルームサーモスタットバスルームタオルレール (ホワイト)

いずれにしても、結局、電源が必要なんですよ。だから外では、使えないっていうのが残念なところ。さらに近年は電気代も高いしねぇ。なんとかなんないんすかね。まぁ、灯油も高いけどねぇ。色々、困ったもんです・・・

◾️石油ストーブの種類

ということで、色々と検討した結果、なんだかんだで石油ストーブが一番ではないでしょうか??

その理由として、石油ストーブの点火方法の多くは電池を使う電子点火式。ボタンを押すかつまみを回すことで、簡単に点火します。また、マッチやライターで点火する商品やハンドルを回して発電し点火させる商品も。ハンドルで点火するタイプは、災害時にも使えるので、アウトドアにはピッタリでしょう!!

ま、北海道民にとって石油ストーブが一番馴染みのある暖房器具でもありますしね。

それでは、石油ストーブについて勉強してみましょう。

まず、石油ストーブには反射式(輻射式)と対流式の2種類があります。

・対流式

熱によって発生した暖かい空気を対流させることで、室内を暖める暖房方式。広い部屋でも、すぐに全体を暖めることができ、費用も比較的安価です。

エアコン、ファンヒーター、石油ストーブ(一部)があります。

・輻射式

熱を持った物体が放射(輻射)する熱を利用した暖房方式。この方式は、部屋が暖まるまでに時間がかかり、広い空間を暖めるには不向き。風(対流)が起きないため、室内の空気が汚れることがなく、湿度への影響もありません。

パネルヒーター、オイルヒーター、ホットカーペット、電気ストーブがあります。

■どっちがいいの?

個人的なお話で恐縮ですが、キャンプで両方を試した経験から、「気持ち輻射式の石油ストーブの方が暖かいかなぁ」というところ。でも、キャンプ界隈では対流式がなぜか人気。その理由はあとで!

さらに、対流式の石油ストーブは、正直なところ家でも余り「あったかい!」とは言い難いのが現状。これは、対流式とはいえ熱源によって温められた空気が全体的に広がっていくことで、暖められる自然対流式のため。ファンヒーターやエアコンのように強制的に温風を吹き出して、暖めるという方式ではないためである。

反射式の方が反射によって熱のパワーが倍増?するので、比較的暖かい印象。

結論的に石油ストーブは、反射式の方が暖かいような気がするが、すごい差は感じられないのが実情・・・

■メリットとデメリット

さあ、それではメリットとデメリットについて。

キャンプ界隈で人気の対流式。なぜ人気なのか??それは「対流式はタンクから漏れることがないから」なのです!自宅から車。そして車からキャンプサイト。この間、灯油をタンクに入れておいても漏れて、車の中で大事件ということがないのです!!大正解!!

輻射式の場合、タンクから灯油を抜かないと漏れることがあるので注意が必要。いや、ほぼ漏れます。必ず、タンクから灯油を抜いて移動させましょう!!

あとは、そんなにアレは

◾️やっぱり怖い一酸化炭素中毒

石油ストーブは非常に使えるアイテムなんですが、唯一怖いのが一酸化炭素中毒。マジでヤバイからね。

一酸化炭素は、血中で酸素を運搬するヘモグロビンと非常に強く結合するので、酸素がヘモグロビンと結合できなくなり、身体の臓器に酸素が行きわたらなくなります。

と、いうことは?そう。天に召されてしまうのです!あぁ、恐ろしい・・・(泣)

なので、一酸化炭素チェッカーは必須なのです!できたら、安心の日本製を選びましょう!

実は冬キャンプの際に、本当に一酸化炭素を検出することができるのか実験してみたんだけど・・・

やっぱり、スクリーンタープだと密室っていうのはできず、結局、鳴ることがなったんですよねぇ。まぁ、ちゃんと換気されてるってことだからいいことなんですけどね。

みなさんは、実験して大変なことにならないように!

・あと、安心用に2個くらいあった方がいいよ!

・もうひとつ!寝る時は消そう!!

■あると便利なアイテム

ストーブファンって知ってますよね?ストーブの上に置いておくと、対流熱で回るんですよ。それで暖かい空気がちょっと遠くまで届けられるっていう仕組み。

ただ実際のところは、まぁ、家で使う分にはいいと思うんですが、外だとあんまり恩恵を受けられなかった記憶があります。基本的に、外で使用することを想定してないですからね。仕方ないことです。ここは、オシャレアイテム的な感じで考えておくといいのでは。

個人的にはストーブの上に蒸発皿を置いた方が暖かいし、乾燥も防げていいような気がします。

■実際のところ、ストーブがあっても・・・

と、まぁ、ストーブについて語って参りました。しかしながら、外って寒いです。いくらストーブをつけても隙間から寒い空気が容赦なく入ってきます・・・。なので、冬キャンは寒いです!

北海道の冬の体育館の寒さってわかりますか?今の学校は、冬でも暖かくなってきましたが、なかちゃんが子どもの頃、そう昭和の時代はびっくりするほど寒いのです。

基本、暖かいのは教室のみ。廊下から寒いのです。なので当然、体育館はびっくりするほど冷え切っています。木造の学校だったら、ちょっとした隙間から雪が入り込みますから、もう外と同じ感じです。

なので、全校集会の時なんかは、こんな感じのどデカいジェットヒーターが早い時間から準備されています。

でも、寒いのです・・・

ということは、冬キャンプの理想は電源サイトでありとあらゆる電化製品を使って、あったか冬キャンプをするのが一番だと思います!でも、それだと荷物が大変なことになるし、キャンプギアが買えなくなっちゃうよね・・・

■まとめ

以上、道産子がストーブについて語りました。でもね、思ったのは道民って寒いのが嫌いなんですよね。家は断熱が効いてるし、2重窓だし、ストーブガンガンだし。そんな中で半袖でアイス喰う民族ですからね。なので、外でも同様の快適性を求めてしまう傾向があるので、『より寒い!!!』って感じるのかもしれません。

でも、コートなんかは真冬でも薄めのコートだったりして、不思議な感じもします。

以上のことから、冬キャンプは暖房器具だけじゃなくて服装やサイト選びも大切だったりしますね。まず、自分の耐寒性能を理解することが始めるのが大切です!!

キャンプギアカテゴリの最新記事