ダウンパンツって想像以上に暖かいので、キャンパーじゃなくても一本買うべき!!

ダウンパンツって想像以上に暖かいので、キャンパーじゃなくても一本買うべき!!

みなさん!どうも!2022年あけましておめでとうございます(もう遅い)!!キャンプ始めて7年目!まだまだビギナー。なかちゃんです。近年、年間を通してキャンプするのが「当たり前」になってきましたね。特に雪の降る北海道でも、通年営業のキャンプ場が増えています。素晴らしいね!なかちゃんは冬の寒さが年々キツくなってきたので、ダウンパンツという新たな防寒アイテムをゲットしたので紹介をしようと思います!!

■足が寒いと思ったことがなかったのに・・・

冬の風物詩といえば、「生足の女子高生」と言っても過言ではないでしょうw

元女子高生に聞いたところ、当然のように「寒い」そうです。「もう無理」とも。そりゃ、そうでしょう。男子だと短パンで登校するんですから。「のび太かよ!」って話です。でも、「可愛いは正義」らしいので、女子は大変です。

女性は冷え性の方が多いので、夏でも膝掛けをしたりする人もいるようですね。でも、男性はあまり冷え性がいないのかな?極寒の中で働く人やおじさん以外は、ももひきは履かないことが多いんじゃないかな?

最近はユニクロさんのヒートテックのお陰で、「ももひき」から「タイツ」に呼称が変わってきたり、「寒いときはあったかインナー!」という風潮のため、若い男性諸君も着用するようになってきたように感じます!

なかちゃんは当然ながらおじさんなので、スキーやキャンプ時はタイツを履く一方、お買い物でのお出かけはほとんどがクルマなので、所謂「暖パン」等の裏起毛のズボンを愛用しています。

 

昔は足が寒いなんて思ったことなかったのに、加齢とともにカッコよさより暖かさを取るようになるんですね。「名より実を取る」ってヤツです・・・

■冬のキャンプが死ぬほど寒い理由は?

冬の北海道でNo.1イベントというと「さっぽろ雪まつり」ですが、ここで北海道民と観光客の違いをほぼ100%の確率で見分ける方法というと服装です。

観光で来ている小学生くらいまでの子どもだと、ほぼ100%スキーウェアを着ています。「北海道は寒いぞ!もうスキーウェアしかないな!」って感じですかね。

その親御さんは、モッコモコのダウンにマフラー、そして毛糸の帽子に流行りのアウトドアブーツという組み合わせ(イメージ)。

一体、どこの極寒地域に遠征するのでしょうか・・・

一方、北海道民はというと、意外に普通のコートを着ています。サラリーマン達はうっすいトレンチコートとかしか着ませんからね。

なぜ、北海道民が冬でも厚着しないかというと、厚着をすると店内や公共交通機関で汗だくになることのが嫌なのと、汗をかいてまた外に出ると、その水分で体温が奪われてもっと身体が冷えてしまうことを経験から知っているからです。あと、ただ単純にどんなに防寒しても寒いものは寒いということも理解しているのです。

道民は寒さに強いのではなく、寒いことに慣れているだけです。だって、家の中はシャツ一枚とかですからね。

ウインタースポーツも同様です。スキーやスノーボードは、身体を動かすから薄手のウェアで大丈夫なのであって、動きの少ないリフトやゴンドラのスタッフさんはすごい防寒対策をしてますからね。

動かないと冬はびっくりするくらい寒いのです。ワカサギ釣りなんか、もう大変ですよ。動きなし、風避けなし、暖房なしですから。したがって、冬キャンプは死ぬほど寒いし、びっくりするくらい底冷えするのです。だから、みんな薪ストーブに石油ストーブを持ち込むのでしょうねぇ。

おわかりですね?

そう、冬キャンは動かないから寒いのです!!

■発熱系インナーの仕組み

寒い時に助かるのが、近年流行している発熱系インナー!!着るだけでその瞬間から暖かいのが凄い!

そういえば、発熱系の素材がいつからあるのでしょう?なかちゃんは新卒の冬にミズノ発熱系の手袋を買ったので、20年以上前からあるような気がします。

発熱系素材ですが、正確には「吸湿発熱繊維」というそうです

汗などの水分を吸収して発熱する繊維の総称です。2003年に、ユニクロが「ヒートテック」を発売し、冬の定番商品となったようです。

結構な歴史があるんですねぇ。

2003年当時は、当然ながら若かったので「全然必要ないわ〜」って感じだったのか記憶にすらないですからねぇ・・・

■ダウンパンツがあることを知ったのは・・・

ダウンジャケットがあるのは知ってたけど、ダウンパンツなんてシロモノが存在することを知ったのは、実は最近のこと。

一昨年くらいの初冬に開催されたグルキャンに参加した際、とある女子キャンパーさんが履いていたことで知ったのです。

「そんなのがあるんだ〜」くらいしか興味を持たなかったんですが、冬遊びする機会が増えてくると「どれくらいあったかいのかなぁ」と興味が湧くように。

■ダウンの暖かい理由

そもそも、ダウンってなんで暖かいのでしょう?

「羽毛が空気を含んで断熱する」くらいのゆる〜い知識しかありません。

そこで、ちゃんと調べてみました。

防寒するためには『外からの冷気を防ぐ』一方で、『体内の温度を外に放出されるのを防ぐ』ことが不可欠です。そのために「断熱」が必要となります。これには「熱伝導率」が関わっていて、圧倒的に熱伝導率が低いのが「空気」ということになります。

そこで、「たっぷり空気を保持することができるダウン」が、強力な断熱材になることで、防寒する仕組みなのです!

■更なる防寒のためのレイヤー

ダウンが暖かい理由は、わかりましたね!断熱効果なのです。

それでは、次にレイヤーついて考えてみましょう。要は着る・履く順番です。

結論から言うと、「ダウンは身体に近い方がいい」のです。

ダウンが暖かいのは、自分の体温で体に近い空気だけが「暖まっている」状態だからです。自分といいう「熱源」が熱を出し続けているから寒くはなりませんが、脱げば当然のように内の空気の温度も下がります。

ということは、インナーは「分厚い素材」よりも「薄手の素材」の方が、より体温がダウンに伝わり、ダウンが温まりやすくなるのです。

「え?フリースとかあったかいじゃん!!」って思いますよね?

『羽毛布団と毛布はどっちが上か?論争』がありますが、ご存じですか?

要は毛布を布団の中に入れるか?布団の上に掛けるか?という論争です。これが服装にも当てはまるのです!

毛布やフリースのモフモフは、気持ちいいしあったかいですよねぇ。でも、ここは我慢なのです。

さらに防寒度をUPするためには、肌着(調湿)、インナーダウン(保温)、フリース(防寒)、ウィンドブレーカー(防風)」的な順番が効果的と言えそうです!

「モコモコのダウンジャケットしかないんだけど?」っていう方は、ヒートテックの上にそのダウンを着てくださいw

たぶん、それで充分に暖かいと思うよ!

■パンツの話はどうなった?

そうそう、ダウンパンツの履く順番について、言及してませんでしたね。

上記の調査から、タイツ+ダウンパンツ+防風パンツという順番になりそうです。風を通さないことでダウンの効果をより発揮させるためです。

ただ、キャンパーの場合「焚き火とかするので、あまり化繊素材のズボンは・・・」って方も多いでしょうね。そんな時は、コットン系のパンツを履くことになるのですが、やっぱり風は通すので防寒効果は期待できません。

でも、今ならUNIQLOで暖パン、ワークマンなら防風コットン系パンツを売ってそうなので、探してみるのがいいかもしませんぞ!

エドウィンでも裏起毛デニムがあるので、オシャレさんは色々探してみるのも楽しいのでは?

EDWIN エドウィン ジャージーズ レギュラーストレート 裏起毛 JMH03W (175:ブラック, Lサイズ)
EDWIN(エドウィン)

さらにワンサイズ大きいものを履いて、ダウンを押し潰さないようにすることもポイントです。

「え〜、太って見えるじゃん・・・」っていう女子キャンパーもいるよね・・・

もう、どうしたらいいのでしょうか?「電熱パンツでも履いてろ!」っていうしかないかもしれませんなぁ・・・(ぶん投げたw)

※ごめんなさい。実は電熱パンツが存在することを知りませんでした・・・。恐るべしw

■どんなブランドがいいの?

「ダウンパンツ」って検索すると、結構、色々なメーカーさんがヒットします。

でもね、お高いアウトドアメーカーから、存じ上げないメーカーまで色々です。あ、そうそう、ニトリさんでもダウンパンツ売ってましたぞ!流石、北海道のスーパーメーカー「ニトリ」さん!そして何が凄いって、お安い!!

とっても大人気で店舗じゃ、ほぼ見かけない!そんな時は、ニトリネットが便利ですw

それでは、どんなメーカーさんのダウンパンツがあるのか、ちょっと見ていきましょう!!

■ネイチャーハイク

なかちゃんが購入したのは、ネイチャーハイクのダウンパンツ。ネイチャーハイクと言えば、格安だけど、一定の評価を受けている中国のアウトドアブランド。まぁ、口コミを見ると三者三様です。

テントやシュラフなど、表記上はかなりの高品質。でも、口コミだと本当に色々。評価の難しいブランドかもしれません。特にシュラフなどのダウン系は「獣臭がする」「洗っても臭い」などちょっと躊躇するようなものも。

でも、実際のところ買ってみないことにはわかりません。ってことでポチっと。

結論から言うと、「当たり」でした。

獣臭はしないし、あったかい!!いい感じです!

なかちゃんが買ったのはLLサイズ。ゆったり履きたかったので。ま、ちょっとリバウンドしたので、履けないと怖かったって言うのもあるけど。サイズ感としては、ズボン丈は短め。短足おじさんにはちょうどいい。アウターとして履くし、シューズもブーツなどはハイカットを履くから短めなのかな?と想像しています。

家でもタイツにダウンパンツ履くとポカポカです。他のパンツが履けなくなりそうです。

ただ、唯一残念なのが、ポケットがないところ。アウターに履くとちょっと不便。「ポケットがないパンツを履くっていうことがほぼない」ので、ついポケットを探す行為をしてしまいます。やっぱ、ないと不便!!

ダウンの量も十分すぎるくらい入っているので、お手頃のダウンパンツを探している人にはオススメです!!

■NANGA

誰もが憧れる国産メーカーNANGA!!「シュラフだけじゃな〜い」のですね!

そうそう、北海道は当麻町にショップが出来たんで行かないとならんのです!そう簡単に買えないけど・・・

そう、それで一流アウトドアメーカーのナンガさんにも、当然ながらダウンパンツは存在するのです。

その名も「TAKIBI DOWN PANTS」!!!!

カッコいい・・・。キャンパーは絶対に買った方がいいパンツです。焚き火しても大丈夫でしょ!これなら!表生地は難燃素材のタキビ生地を採用!!

タキビ生地?何だろう?新しい素材?

サイト内を見てみると『ポリエステル、アラミド混合』とありました。「ポリなら溶けんじゃね?」とか思いましたがアラミドっていうのがキモっぽいので調べてみました。すると・・・

「芳香族ポリアミド系樹脂の総称で、高い耐熱性と切断・摩耗などに強い性質を持つ合成繊維である」

とありました!

「防弾ベスト、船体の補強や縄、航空産業などに採用される」ともあり、結構、いやかなりちゃんとした凄い素材でした。疑ってごめんなさい。これなら焚き火が爆ぜても大丈夫でしょう!!

NANGA ナンガ 別注モデル 焚火 ダウンパンツ TAKIBI DOWN PANTS (COYOTE, XS)
NANGA ナンガ

やっぱりナンガさんなので、素敵なお値段しますがリッチなキャンパーさんはぜひ!!ドヤ顔できること間違いなしでっせ!

■ミズノ

ミズノさんからもダウンパンツが発売されています。ミズノさんの特徴は、上でも説明している通り発熱系素材のブレスサーモを採用しているところです。

パンツの中綿(ダウンなのに中綿って変ですが)はダウンで、身頃上部芯地という部分に65%のブレスサーモを採用しているそうです・・・

身頃上部芯地って何?そう思うよね?調べてみました。

芯地」とは、「生地と生地のあいだに芯となる特殊な生地が挟まれているイメージ」とのことです。東京都クリーニング生活衛生同業組合さんのHPが分かりやすかったので、リンクを貼らせてもらいました。芯地って知らなかったけど、服にとってとても重要な部分でしたよ!

簡単にいうと、「表地と裏地の間にブレスサーモ素材が挟まれている」ということでしょう!!

ということは、生地自体がブレスサーモで発熱し、さらにダウンがその熱を保持するっていうことでしょう。なのでダウン自体はFP650と少々控えめの数値ながら、十分な暖かさを提供することできるのでしょう!スリムにダウンパンツを履きたい方にはピッタリです!

凄いぞ!ミズノ!!流石、メイド イン ジャパン!

■マーモット

来ました!マーモット!トップクライマーから絶対的な信頼を得る、高機能で高感度な、アメリカ生まれの本格的アウトドアブランド!

実はマーモットって、名前だけは知ってて高級ブランドくらいのイメージだったんだけど、アウトドア界で初めて『Gore-Tex®』を採用するなどアウトドア・フィールドにおける快適性を真摯に追求しているんだそうな。

ゴアテックスって、今はあらゆるメーカーさんが採用しているけど、アウトドア界で初めて採用したってなると「ほう」ってなりますね!

「750Fill Powerのダウンに、はっ水加工down DEFENDERを施したダウンパンツです。水に弱いというダウンの弱点を克服し、雨や水に濡れてもかさ高をキープしながら保温性を確保します」とのこと。

もう、この辺は商品説明そのままです。ごめんなさい。

でも、750あれば、結構な暖かさを意味します。もうシュラフの範疇と言っても過言ではない暖かさ。これは期待が持てそう。

■まとめ

ダウンパンツ欲しくなったでしょ?とりあえず、一本買ってみてほしい。「あ〜、これあったかいわ〜」ってなります。

ま、一番のオススメはナンガですね。厚めのタイツ履いて、その上に履いたらOKだと思います。たぶん、この冬ずっと履いてるくらいの超お気に入りアイテムになると思いますよ、雪国の民なら。

上着と違いパンツは、日常生活で履く場合は脱いだり履いたりという調整がしにくい部分があります。雪の降らない地域での日常生活ではオーバースペックになり得るので、履き方に注意が必要かもしれません。ま、キャンプや極寒地に行く際は非常に力強いアイテムになることは間違いなしですが。

上で紹介したダウンパンツは一例ですので、皆さんも色々なダウンパンツを調べてみてはいかがでしょうか?ノースフェイスさんもmont-bellさんもダウンパンツありますから!

2月は極寒シーズンです!みなさんのキャンプがダウンパンツで暖かくなりますように!!

 

 

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