キャンプ9年目のズボラキャンパーが教える「疲れない」キャンプを伝授!

キャンプ9年目のズボラキャンパーが教える「疲れない」キャンプを伝授!

みなさん!どうも!すっかり春らしく、と言いたかったですが、今年の4月は三寒四温?的な感じ。桜が異常な速さで開花したと思ったら、急にダウンが必要な天気になったり。謎の天候に。そんな天候にびっくりしているなかちゃんです!さて、北海道にも本格的なキャンプシーズン到来の季節ですが、キャンプって意外に疲れませんか?そんな「疲れないキャンプ」の方策を伝授しましょう!

■キャンプ場が遠い問題

近年のキャンプブームでキャンプ場が一気に増えました!魅力的なキャンプ場も増えましたね!そうなると、色々なところに行きたくなるのが人間の性。

でも、お目当てのキャンプ場が近かったらいいんですが、遠いと色々と大変・・・

例えば、一度だけお邪魔したことのある北海道幌加内町にある朱鞠内湖畔キャンプ場。札幌からだと190kmほどで、高速道路を使えば約3時間、下道だと3時間45分。

単純に往復で6時間強。休憩したり、ランチをしたりと考えたら8時間は移動に必要。

確かに絶景で素晴らしいキャンプ場なんだけど、一泊二日で移動に8時間はちょっと・・・。仕事と同じじゃんねぇ・・・。

 

そこで提案!

できるだけ近場でお気に入りのキャンプ場を見つけよう!!

最近、なかちゃんは札幌市内のアオヤマ園というキャンプ場にお世話になっています。市内ではあるんだけど、自然もあって何しろ近い!我が家からだと12km・18分というお気軽さ!

ズボラキャンパー「なかちゃん」のアウトドアブログ
アウトドアブログ「なかチャンネル」 - アウトドアブログ「なかチャンネル」

13時のチェックインに向けて、お昼前に出発して、途中で買い物してチェックインにちょうどいい時間になります。そして翌日のチェックアウトは11時。アオヤマ園のフードコーナーで名物のジンギスカンを食べてから帰るのもいいし、途中のファミレスで食べてもいいし。食べてから、温泉に寄ってもいいし。

どんなに時間を潰しても夕方には楽勝で帰れちゃうのが、近郊キャンプ場の魅力です。

■キャンプの準備が大変問題

キャンプって何が面倒って、「準備」と「片付け」です。

なかちゃんの場合、必要なものはすべて車に積載しているので準備はほぼないんですけど、たまに滅多に使わないものはマンションのロッカールームに入れています。これを出したり、片付けたりするのが面倒・・・

みなさんは車に積みっぱなしという訳にはいかないでしょうから、物置や自宅にキャンプ道具に片付けたりしているでしょう。もう、その時点で大変です。

正直なところ、へとへとで帰ってきて荷物を下ろさせるって、もはや悪魔の所業です・・・。仮にその日に下さなくても、次の日くらいには下さないとなりません。仕事が終わって、帰ってきて、荷物を下ろすの?もう、無理ゲーでしょ?

では、どうするか?

これはね、新しいキャンプスタイルを取り入れるのがポイントです。

例えば、徒歩キャンパーや登山家のようにできるだけ軽量のキャンプ道具に替え、さらに必要最低限に絞るのです。ザック一つに入るだけしか持っていかないキャンプです!ウルトラライトキャンプです!

ソロキャンは当然ですが、ファミキャンもそのスタイルに変更です。家族分、ソロ用のテントを買うんですよ。そうしたら、自分たちで準備して設営して撤収までやってもらいます。子どもたちも自立心が湧き、よりキャンプにのめり込むかもしれません。

子どもが小さかったら奥さんと子どもは車中泊してもらうっていう手もあります。大きなテントが不必要になるので、これも一定の効果が見込めます。

このほかにもハンモック泊に変更する、キャンピングカーを購入するという方法もあります。

以上のように、「いかに楽をして、最大限楽しむか?」を実践すると疲れる度合いが減っていくでしょう!

■設営が大変問題

キャンプで面倒なのが「設営」ではないでしょうか。

「だったら、キャンプしなきゃいいじゃん!!」って言う方もおられるでしょうね。「グランピングに行くか、ホテルに泊まれよw」とも。

テントやタープを設営して、野外で寝るのがキャンプの醍醐味なんですけどね・・・

でも、めんどくさい・・・。

なので、できるだけ最小限の設営にしたいってのが、実はみんなの本心じゃないかな?設営が最小限だと、撤収も当然最小限。疲労も最小限ですから。

キャンプっていつの頃からか、「映え」や「ギアマウント」が顕著になり、「もっとカッコいいサイトにしないと!!」「凄いって言われたい!!」「SNSでバズりたい!」と若干違う方法にシフトしてきていましたね。

そのために色々キャンプギアを買い、必要のないものも車に詰め込み、時間をかけて設営し、できた頃には暗くて食事の準備もままならない・・・ってことに。

これって全然楽しくないですよね。論点をすり替えているわけではないですよ!

すごいキャンプサイトを作るのが好きなら、全然いいんですけど。一時期流行った大きなワンポールテントを設営している人がいて。その方はソロなんですよね。その時、たくさんペグダウンをする様子を見て、「うわぁ、大変だぁ〜」と思いましたもの。おいらのスタイルじゃないなって。

ここで、ポイントは設営は頑張らない!!こと

なかちゃんがソロキャンする時、究極にズボラです。

頑張る時はカーサイドタープを張って、椅子とテーブル出して、コンロ出してくらいはします。焚き火はすることもあるんですが、できたらしたくない。ちょっと火遊びして片付けの負担は最小限にします。

ズボラの時は、タープは張らない、椅子は一応出す、ご飯は惣菜なのでコンロすら出さない。当然、焚き火なんかしません。キャンプ場では誰かが焚き火してますからね。それを遠目に見て、焚き火をした気分に浸ります。そして、眠くなったら車で寝る。車中泊なので安心安全、そして快眠です。

たぶん、このくらいズボラでいいと思います。趣味なのに一生懸命頑張りすぎると疲れます。遊びなので、外や車でのんびり過ごすことが大切だと個人的には思います。

■食事全般が大変問題

キャンプは準備も設営も、そして食事の準備も調理も片付けも大変という問題もあるんですよねぇ。折角、やっと食事の段階までいってもまだまだ大変です。

キャンプ飯といえば、昔は「カレー」とか、北海道ではジンギスカンでした。いまは色々ありますよね。定番の「キャンプ飯」から、オシャレなキャンプ飯まで。下拵えも調理も大変です・・・

ご飯が出来上がりつつあれば、ちょっと飲みたくなるのがお酒ではないでしょうか?キンキンに冷えたビールは最高です!しかしながら、飲み物は意外にクーラーボックスの中で居場所を主張するし、重さも中々あります。ぬるくなったら美味しくないので、氷や保冷剤も多めに持っていきますよね。そうなると、さらに重くなります・・・

どうですか?チェックインの時間が早ければ、昼食も作り、そして暗くなる前にある程度の夕食の準備もして、そして各種ドリンクの様子も見ないとならない・・・

超絶めんどくさいです・・・

では、どうしたらいいでしょう??

昼は自炊を諦めましょう!そして夜は自炊は一点豪華主義に!

もう、昼はパンとかピザとかおにぎりとかお弁当とかカップ麺とか。すぐ食べられる美味しいものに変更です。何か作ってたら、作って片付けてコーヒー飲んだら、また夕食の準備が始まります。何しに行ったのかわからなくなります。

そして夕食。これはBBQをするなら、あとは惣菜のおにぎり・餃子・漬物くらいあれば家族でも十分でしょう。ソロならただただお肉を頂いてもいいでしょう。ひとつ頑張れば、あとはズボラで問題ありません。いいお肉食べたら、惣菜のおにぎりのことなんて誰も文句言いません。

さて、次は飲み物問題です。

キャンプ場にはほぼ自動販売機が設置されています。最悪、ここで購入することができるので、最初に購入するのは少なめでも問題ありません。「2Lのペットボトルが安いから・・・」というのを諦めたら、飲み物問題はほぼ解決します。都度、買いに行けば冷たい飲み物が楽しめますからね!

ただ、ビールがない自販機もあったりします。焼酎やウイスキーも飲む人だと、そっちに移行すればいいんですが、ひたすらビールしか飲まない人は諦めて持参しましょう。

■もちろん、撤収が最も大変問題

準備も大変、設営も大変、食事も大変。そして一番大変なのが「撤収」。この撤収は、帰宅後の荷下ろしまで含みます。

朝ごはん作って片付けて、クッカー類から椅子にテーブルを仕舞い、そしてテントを乾燥させてからの撤収です。

「なぜにこんなに疲れることをしないとならないんだろう?」って思いませんか?

晴れてたらいいですけど、雨なんか降ってたらもう地獄の沙汰ですよね・・・

キャンプが他のレジャーと違って、気力と体力を削るのは『全て自分でしないとならない』からです。

某夢の国に行ったら、帰り道は辛いけど、基本お金が解決してくれるので楽しいイベントになります。お財布は軽くなるかもしれませんが。

なので、撤収作業も最小限にします。基本、上記のように設営は最小限。そして使ったら片付ける。あとで必要になった場合は、何かで代用するか諦めましょう。どうしても必要な時は、近くのキャンパーさんに借りちゃいましょう。その時は、キャンプギアやセンスを褒めまくることをお忘れなく!

■折角のキャンプだからと張り切り過ぎ問題

キャンプって毎週毎週できるものでもない(ごく一部の人は年に何十回も行ったりします)ので、年に一度ファミリーキャンプをするとか、お友達家族でのグループキャンプをするってことになるでしょうか。「お父さんのいいところを見せよう!」と張り切ってしまうことがありませんか?

学生さんや若い社会人のキャンプでは、気になっている異性に向けてのアピールチャンスということで、『オレのカッコいいところを見せたい!!』と頑張っちゃったり。ま、頑張りますよね。

世の男子のみなさん!!張り切り過ぎたりしてませんか??

世の女子のみなさん!インスタのいいねが欲しくて、可愛い子を演出しすぎていませんか?(偏見)

年間20回うちの1回と、年に1回のうちの1回では、当然ながら熱量が違うのは仕方ありません。しかしながら、全力を注ぎ込むと後々疲れますよ!っていうお話です。

コスパやタイパではないですが、どこかで力を抜けるところは抜いた方が、疲れないし、逆にベテランっぽくていいかもしれませんよ!

そこでグルキャンだったら、誰かが焚き火台を持ってくるなら持っていかない、とか。食事もできるだけ仕込んでいくか、ひと手間加えるだけで食べられるものに変えるとか。いっその事、インスタントにするとか。何かを止める勇気も必要です!

タダでさえ月曜日はブルーマンディなんだから、頑張りすぎると大変なことになりますよ!

ここでのポイントは、張り切りすぎないこと!!

■一泊二日が忙しない問題

一泊二日って、本当に時間ないですよね〜。初日のお昼くらいにチェックインしたら、早いところだと2日目の10時にはチェックアウトしないとなりません。1日滞在できません。ホテルだったらいいですよ。キャンプだと、かなり大変です。

そこで、金曜日の仕事を定時で切り上げて、出発することができたら、また少し違ってきます。キャンプ場方面に出発して、その日は車中泊。朝はコンビニで軽くすませて、チェックインまでの時間は買い物したり、観光したり、車でのんびりしたり。少し余裕ができます。もちろん、キャンプ場は近郊をチョイスします!

そして、ご飯や設営などは上記の通り。できるだけ作業を減らします。ひとりで楽しんだり、家族の時間を満喫します。

でも、ここで二泊三日にしたら忙しない問題は、多少解決できるかもしれません。しかし、ここで休みが増えたことで、「二泊目はここのキャンプ場にしよう!」とか「せっかくだから、帰りにここに寄ろう!」なんて予定を詰め込んでしまうと余計に忙しくなってしますので細心の注意が必要です。

日本人は貧乏性っていうか、ゆとりがないっていうかね。多忙が美徳の国民性なので仕方ない部分はありませすけどねw

■キャンプちょっと飽きてきた問題

ある程度の期間、趣味を継続していると仕方のないことですが飽きてきます。大好きだったあの人もしばらくすると、慣れてきて他の異性に興味が湧いてくるのも一緒ですよね(興味が湧くだけならセーフですけど・・・)

残念ながら、飽きるのです。人間だもの。

飽きてきているのに「高いお金かけて買ったから・・・」というような理由で続けても、心が楽しんでないので疲れるだけです。

では、どうしたら良いのでしょうか?

新しいキャンプギアを買ったり、行ったことのないキャンプ場に行ったり、作ったことのないキャンプ飯に挑戦したり・・・。飽きを克服するために様々な方法があると思うんですが・・・。

なかちゃんは「飽きを素直に認めること」が一番大切ではないかと思います。

飽きを認めて、これまで同様にキャンプを続けるのか、一旦休んで距離を取ってまた再開するのか。何が楽しかったのか、誰と行って楽しかったのか、写真を見たりしながらゆっくり思い出に浸るのもいいでしょう。

しばらくしたら、またキャンプに行きたくなるかもしれません。その時、頑張らない手抜きキャンプをすることに目覚めることでしょう。

なかちゃんは、意外に趣味が長続きするタイプなので飽きてはいませんね。ズボラなのが、長続きするコツかもしれません。

■まとめ

ま、キャンプが好きで移動、そして設営や撤収は全然大変じゃなくて、むしろ好き!って言うんならいいんですけど、できたら「ホテルみたいに顎足つきでのんびりしたい」ってのが本心でしょ?

「めんどくさいのがいい!!」って人はいないんじゃないかな?仕事も遊びも楽な方がいいでしょ?Excelだと一瞬で終わる計算をずっとする仕事とか、ただただひたすらにExcelに数字を打ち込む仕事とか・・・。なんとか効率化したいと思うでしょ??

なので、折角、機会があって始めたキャンプをゆるくていいので継続してほしいなぁっていうのが、今回の記事の本質なのです。コロナ禍で一気にブームとなり、様々な制限解除とともに一気に終焉を迎えた印象。でも、裾野が広がったのは確かだと思います。

キャンプは他の趣味と比べて、上記のような負担が多いのも事実。そして長くキャンプをしている人は、どうしてもビギナーに対して上から目線になりがち。そこで如何に楽をするか、そして楽をすることを多くのキャンパーが効率化として捉え、小馬鹿にしないという風潮になればいいなぁって思います。

キャンプって自由だと思うんで。なので、なかちゃんは2024年もズボラなキャンパーを頑張りたいと思います!みなさんも楽で楽しいキャンプを!!

 

キャンプでの悩み事カテゴリの最新記事