「ハードクーラーっていらなくねぇ?」とか言っててごめん!これは1個買った方がいいかも!?

「ハードクーラーっていらなくねぇ?」とか言っててごめん!これは1個買った方がいいかも!?

みなさん!どうも!近年、空前のハードクーラーブーム?でさまざまなメーカーから発売されておりますが、「絶対、情弱を騙してるわぁ」なんて思っていたなかちゃんです。ん?「思っていた?」。そう思っていたという過去形です。今はもう「ちゃんと使えば、ちゃんと冷えたまま!使えるぞ!」って声を大にして言いたい!あんなにちょっと馬鹿にしていた自分を叱りつけてやりたい。そんな自戒をこめて、ハードクーラーを今回はベタ褒めします!

■沼の定義

基本、キャンプギアって沼ですよ。ま、趣味系のモノは基本的に沼ですよね。コレクターみたいに色々集めちゃいますね。

そもそもマニアとオタクって違うのかしら?基本、一緒よね。オタクの方がちょっとキモいっていうか、小馬鹿にされた感じのジャンルを愛する人々をヲタって呼ぶ傾向にないかい?

アニメオタとか鉄道オタクとかいうけど、同じ乗り物でも車はカーマニアだし、映画に至っては評論家扱いになるじゃない?正解をご存知の方、教えてください。

そう、それでね、キャンプギアって基本、沼なんだけど、なかちゃんはクーラーボックスとチェアの迷子です。「迷子」っていう表現は、「欲しいものが沢山あって、結局どれが欲しいかを決めきれずにいる人」っていうイメージ。結局、買えてない状態を指します。

したがって、沼にはハマってない状態!

もっとわかりやすい表現だと、沼にズブズブと埋まってはいないけど、チェアは知り合いのキャンパーさんのチェアに座らせてもらったり、ショップで座ったりすると「あ〜、コレ欲しい」「ずっと座っていたい」って思っちゃうぐらいでなんとか踏み止まっている人です。

沼の前で座っている人です。きっかけ一つで沼に真っ逆さまですよ。

要はまだ、一応理性が残っている人です。沼の住人は、基本、欲しくなったらすぐ買うか、ポチってますからね。アレが無尽蔵にあれば、なかちゃんも沼の住人になりたいですよ!使うか使わないかは、買ってから判断くらいの勢いでポチっとするくらいの財力に。

でも、限りある資源の中で日々研究して、適したギアを選択するっていう方が楽しいし現実的ですしね!

■ハードクーラーが高い理由

クーラーって、色々な種類がたくさんありますよね。ホームセンターで売ってるリーズナブルなものから、キャンプ用品店で売っているアウトドアメーカーのもの。そして、釣具屋さんで発売している漁具メーカーのものまで。なかちゃんも買ったり頂いたりで、7個ありますからね。

どれを選んだらいいのか?わかりますか?難しいですよね!

ま、一番いいのは「高いのを買えば、基本間違いありません!!」

全ての商品に言えることではありませんが、基本、世の中「要は値段」です。高いには理由があるからです。

稀にハズレはあると思いますよ。でも、そのハズレって自分のキャンプスタイルに合致しなかったっていうのが多いはずで、性能がびっくりするほど低性能っていうのは引かないはず(確証はない)。

でも、なぜハードクーラーって高いんでしょう?

海外有名メーカーのハードクーラーがお高いのは、輸入っていう部分(関税とか?)とロット数、そしてブランド価値という部分が大きいのかなと思っています。そもそもハードクーラーってを買う人って、メーケティング的に見るとかなりニッチなターゲット層ですからね。

海外メーカーの「最強」と言われるハードクーラーは性能をみていくと、ポリウレタンの分厚い断熱を採用。そして、製造方法も継ぎ目がない方法を採用することで、継ぎ目から冷気が出ない上、強力なゴムバンドでその冷気を逃さないのです。

あと「最強」っていうのは、保冷が最強っていう意味ではないそうですよ。

ハードクーラーの「ハード」は、熊でも壊せないって言うくらい頑丈さが「売り」であって、保冷力がハードっていう意味ではないとのこと。

なので保冷力を期待しすぎるとダメみたいですぞ。

ハードクーラーのハードは、頑丈を意味する「ハード」。保冷に期待し過ぎてはダメ!

一方、国産釣具メーカーの高性能クーラーは、断熱材として魔法瓶の断熱と同じ仕組みの真空パネルを採用しているものがあります。その採用面数によって値段は様々ですがお高くなってきます。魚は鮮度が命ですから、ガンガンに冷やした氷水がすぐ溶けたりしたらお話にならないのでね。

■激安ハードクーラーを見つけた!!

そんな中、見つけてしまいました!DCMが発売したハードクーラー25QT!なんとお値段14,080円(税込)。同クラスの有名メーカーと比較して、半額程度!凄いですね!

さて、今回、DCMがこのお値段で販売できたのは、①大ロット②単色③単サイズが要因だと推察されます。簡単に解説するとー

①大ロット・・・全国のDCMのお店で販売できるので大量生産してコストダウン

②単色・・・カラバリを作るとコストUPする上、販売面の管理負担の軽減に

③単サイズ・・・25QTのみに絞ることでターゲット層を絞り、さらに各種管理が楽に

というところでしょうか。考えられて作ってますね!ホームセンターのPB商品を舐めたらアカン!

■ハードクーラーは使える!!

そんなこんなで、お高いハードクーラーは買う気はないけど、同じような形式で作られたハードクーラーでリーズナブルならちょっと買ってみようかなって思ったわけです。

その買う時の様子は、こちらのYouTubeを良かったらご覧ください。そして、6月末ではあるものの暑かった初夏に数日間、使った様子も軽くレビューしています!

 

結論から申し上げると、「ハードクーラーは、思った以上に使える!!」っていうことです。

■連泊でも冷たさを維持させるためには?

「折角、ハードクーラーを買ったのに期待していたほどじゃなかった・・・」って人は、意外に多いのではないかなぁ?

メーカーの「5日間、氷が溶けない!」とかを本気にしてたりして?車の燃費みたいなもので、ある特殊な環境下だと、そのような結果になりましたよ、くらいなものですよ。本気にしちゃいけません

夜の綺麗なお姉さんやイケメンお兄さんたちの社交辞令を本気にするのと一緒です。

でも、稀に夜の方々とうまくいっちゃうこともあるので、まんざら嘘ってこともないんでしょうけど・・・。まぁ、ほぼほぼ期待したらあきまへん!

本題に戻して、「連泊でも冷たさを維持するためのポイント」をお知らせしましょう!

ポイント1 予冷

出発の前日、保冷剤や凍らしたペットボトルなどを入れておきます。夜に入れておいたら翌朝には庫内は結構冷えていることでしょう。その時、ペットボトルの状態を見てみましょう。意外に溶けていないはずです。ポイントはきっちり冷やし切ること!

ポイント2 氷点下パック

ロゴスさんなどのマイナス16℃まで凍る保冷剤を利用しよう!しっかりと予冷したクーラーボックスだと保冷剤の効果も違ってきます!

ポイント3 板氷(氷塊)

やっぱり、氷は「塊」の方が絶対的に溶けにくい!スーパーで売って板氷が便利ですが、時期によって売っていなかったりするので、自宅でペットボトルを凍らせるのが高コスパ!溶けたら飲み水にできるし、一石二鳥です。氷点下パックと板氷の組み合わせが最強・最適!

ポイント4 クーラーボックスの使い分け

連泊するキャンプならクーラーボックスは、用途によって使い分けるべし!ハードクーラーには2日目以降に食べる食材や予備の保冷剤を入れておいて、「開閉はほぼしない!」くらいの意気込みにするべし。

2日目以降の食材は、冷凍ジンギスカンや冷凍ホルモンなど凍っている食材にしておくと、さらによし!薄目のソフトクーラーに2日目専用の食材等を入れて分別したらいいかも。狭くなるけどね。

以上のポイントを抑えておくと、ハードクーラーの性能が発揮されることでしょう。予冷は必須!!

■ハードクーラーってどんなのあるの?

まぁ、みなさんね、よくご存知だと思うんだけど、有名どころを紹介していきましょうかね。

□イエティ

イエティは2006年にアメリカで生まれたメーカーです。

イエティの特徴として、①5cm厚の断熱材 ②ラバーラッチの採用 ③インターロックリッドシステム が挙げられると思います。この特徴っていうのは、他社も同様のシステムを採用しているので覚えておきましょう!

□オルカ

オルカは2012年にテネシー州で設立。創業者はハンティングやフイッシングと、熱心なアウトドアマンで、当時アメリカで作られるハイエンドクーラーに、彼らが求めるクオリティの製品がなかったため起業したそうです。なかなかカッコいい話です。

上記のイエティは2006年に設立しているので、当時のイエティの性能では満足できなかったのかもしれませんね。

アイテムを見ていくと、クーラーボックス以外には保冷マグカップと魔法瓶のみで心地良いくらいの潔さ!「オルカは保冷アイテムで喰っていくんだ!」っていう意気込みがそそります。

サイズでは20QTから始まり、26、40、58、75、そして140QTまでラインナップしています。140QTって何を入れるんでしょうか?お値段も10万円超えっていうセレブ価格。

やっぱり、オルカの最大の特徴は「最大10日間の氷保持力」。もう10日間ってなったら、どの状態なのかをちゃんと説明して欲しいくらいですよね。少しでも残っている状態なのか、結構残っているのか、とかね。ま、普通に使ったら三分の一くらいでしょうかね。ま、それでも十分すぎるけど。

あと、ネットで買う場合、「スレ・傷・バリは不良品ではありませんよ!」って但し書きがあるので、商品が到着してから「傷が〜」とか「検品してんのか??(怒)」っていう人には向いてません。「どうせ使ったら傷だらけになるから、最初から傷ついてた方が勿体無いって思わなくていいや」くらいのラテン系の人が買うアイテムです。

□スノーピーク

国内アウトドアブランドのトップと言っても過言ではないでしょう、スノーピーク。ピーカーという信者を抱えるアウトドアブランドですわ。社長さんも3代目になり、女性社長が新たなスノーピークを率いています。情熱大陸にも出演したり、有名経済誌にも取り上げられたりするほど、経済界では注目のブランドです。

アメリカのクーラーボックスも「高えな」って思いましたが、スノーピークの方が高かったっていう驚きの結末。「高いなぁ」って、個人的には思っていたんですけど、舶来品より高いとは認識が甘かったですね。

あれ、よく見てみると『極厚クーラーの先駆者「グリズリー社」とスノーピークがコラボレーション』・・・

コラボ案件かーい。OEMなんかな?いいんですけど、いいんすけどねぇ・・・(察して)。

調べてみました。グリズリーは1983年創業のアメリカの会社『Grizzly Coolers』。ちなみにグリズリーはハイイログマ。オルカはシャチで、ラテン語で「クジラの類い」の意味。アメリカ人は動物の名前をつけるのが好きなんすね。日本のタイガー魔法瓶や象印と同じイメージかしらね?

グリズリーは、極アツクーラーの先駆者っていうくらいですから、間違いのない逸品だと思います!

FIELDOOR

フィールドアはネット限定販売のアウトドアブランド。タープからテント、クーラーボックスまで一通りのアイテムを揃えることができるビギナー御用達のブランドと言っても過言ではないでしょう。

ネット限定っていうのは、フィールドアを発売しているクローバーという会社がネットショップのシステム等を主としているからなんですね、たぶん。その辺が概要欄を見ても説明されてないので、アウトドアブランドを始める理由なんていうのも不明なんですよね〜。

せっかくアウトドアブランドを立ち上げたんだから、その経緯や熱意なんかを載せた方がキャンパーとしては食いつきやすいのになぁ、なんて思ったりします。

さて、詳細を見ていきましょう。サイズは下から18、9L、33、1L、42、5Lと続き、最大66、2Lまであるのが驚きです。66Lはなんと17Kgの重量級のサイズ感。中身を入れたら持ち上げることができるのでしょうか・・・。

あ、でも66Lにはタイヤが付いているので、移動させるのは楽そうですが、車への積み込みはちょっとキツそうですね。

フィールドアの「ノーザンクーラーボックス」は、最大の特徴として5cmの断熱材を採用している点と気圧リリースボタンがあることです。5cmの断熱材はアメリカメーカーと同等の厚さ!さらに気密性が高いのか、気圧リリースボタンも付けちゃう点は他社との差別化を図っているし、性能の高さに期待を持たせてくれます!

保冷力テストによれば、なんと72時間(3日間)もマイナス0.8度以下をキープする実力。当然、環境や使用頻度によって結果は変わってきますが、なかなかの成績ではないでしょうか。

フィールドアは自社でネット通販システムを販売しているのに、大手通販サイトで販売展開をするのがおもしろいですね。その辺は大人の事情があるんでしょうね。

□UNPLUGGED CAMP

アンプラグド キャンプは湘南発のメーカー。「プラグのない、アコースティックなキャンプを楽しむ」をコンセプトに名付けた名称だそう。ちょっと、湘南ぽいっていうか、お洒落ですの〜。

日本のメーカーさんなのにお安いって、素敵ですよね。

アイテムを見てみると、クーラーボックスを中心にコットやシエラカップ、そしてTシャツも販売されております。自社でも通販していて、送料無料っていうから男気を感じます。

肝心のクーラーボックスを見てみると、断熱材のポリウレタンは3cmと他社と比較して若干薄めとなっていますね。そして保冷期間を見ると、2〜3日程度としているので逆に信頼できるメーカーさんだと思いました。

だって、他社なんて「5〜10日保ちます!」って謳ってるからね。ま、保たせることはできるんだろうけど、実際はどうなの?って話でしょ。

カラバリは黒とサンドベージュの2種類。サイズは15QTから、25、35、45までの4種類のラインナップとなっています。色は黒もシックでカッコいいし、サンドベージュもアースカラーでいい感じ。他のアイテムと色合いを合わせつつ選択しましょうね!

Goture

ゴーチュールは2013年創業。釣具メーカーさんでリーズナブルさを売りにしているようです。HPを拝見すると「なんとなく国産ではないよね〜」と思っていたら、やっぱり中国のメーカーでした。日本語がやっぱりちょっと変だったので。

たぶん日本語のできる中国の人が作って、UPしているんでしょうね。日本のスタッフもいるだろうにチェックしないのね〜。ちょっと不思議。

ま、26QT(25L)でこのお値段なら全然いいでしょ。中には330ML缶×42本+保冷剤×1個、または330ML缶 ×12本+2Lペットボトル×4本が入るとのこと。「いやいや!もっと保冷剤や氷入れるでしょ?」 ってツッコミを入れたくなりますが、純粋にどれくらいの量が入るかっていう説明だと思いましょうw

性能や装備については、他のメーカーと比較して変化はありません。ただ、2年間の保証がついているのが特徴かもしれませんね。

■ポータブル冷蔵庫買った方がよくない?

なかちゃんが購入したDCMのハードクーラーは、スタンレーの小さいクーラーと同じくらいのお値段だったら気軽に購入できるけど、上の舶来品のハードクーラーはサイズが大きくなるとともにお値段も大きくなる傾向にありますね。

「えっ?だったらポータブル冷蔵庫を買ったほうが良くね?」って思うよね!なかちゃんも思います。そして冷蔵庫欲しいです。

でも、これもまた悩みどころで、ポータブル冷蔵庫って電源が必要なんですよ!当たり前ですけど。そうなるとポータブル電源を買うか、電源サイトに泊まるか、電気自動車から電気を引っ張るかしかないのですよ。

もちろん、マキタやハイコーキの冷蔵庫は充電池を使えたり、ドメティックはCB缶が使えたりします。でも、電池が切れたらただの箱なんです。当然、クーラーボックスも氷が溶けたらただの箱ですけどね。

ここが難しいところなんです!同じ値段なら、どちらを買うべきか?もうこれは自分で決めるしかありません。頻度だったり、車の種類だったり、キャンプスタイルだったり。ご自身のスタイルにあったものを選ぶべきですね。

マキタやハイコーキを買っている人を見ると、やっぱり工具メーカーさんから発売されていることからもわかるように業者さんが多いです。仕事でも使って、プライベートでも使うっていうパターン。これだと絶対的に冷蔵庫です。コスパが超絶いいですからね(経費で落とせるべし)。

その一方でお知り合いのキャンプ女子は、一般的な冷蔵冷凍庫を使用されていて、「お土産用のアイスを買うのに重宝している」とか「コストコの冷食を入れるのにいい」っていう意見もあったり。

やっぱり道具なんで、クーラーも冷蔵庫もガンガン使った方がお得。自分のスタイルを考慮してから購入しましょう!

なかちゃんはドメティックかハイコーキが推しです。

■まとめ

ちょっとね、この記事なんですが時期的にシーズンオフになってしまったかもしれませんね。でも、考えようによってはこれからが購入のベストシーズンと言っても過言ではありませんぞ!

なぜなら、ショップはそろそろ秋や冬の商戦に入るからです!と、なると夏のアウトドアアイテムはお安くゲットするチャンスでもあるのです!在庫にするなら、ちょっとお安くして売り切ってしまった方がいいからです!!

みなさん!夏のアウトドアアイテムをお買い得に買い物ができるシーズンの到来ですよ!みなさん!良いお買い物を!

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